2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

気分はもう6月

『図書』入手。6月の近刊予定で気になるもの。 1.『工学の歴史と技術の論理』村上陽一郎 2.『寅彦と冬彦』池内了編 3.『韓国の若い友への手紙』上村忠男 4.『可能性としての歴史』鹿島徹(以上単行本) 5.『治安維持法小史』(奥平康弘) 6.『日本の失敗』(…

考え中

気になりつつ考え中の『ヤバい経済学』(東洋経済新聞社)スティーブン・レヴィット・巣ティーン・ダブナー 望月衛訳 友人も買ってたし、巡回先のブログでも http://d.hatena.ne.jp/toshim/20060430 http://d.hatena.ne.jp/thigasikawabata/20060430 が触れ…

今日購入した本

1.『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(みすず書房)シグロ編 佐藤真/中野真紀子 2.『楽園への疾走』(東京創元社)J・G・バラード 増田まもる訳

なんだこの眠さは

ゴールデン・ウィーク、当然のごとく忙しい。今日も読書中うとうとと。読んだ本を簡単に。 1.『ユリイカ』 読了。巻末の特別掲載「オルタナティブの思想」東浩紀×福嶋亮太、三省堂で去年の12月17日に行われた対談の再録だけど、東の そして、これは社会学の…

今日購入した本

1.『ベルクソン読本』(法政大学出版局)久米博・中田光雄・安孫子信編 2.『夕子ちゃんの近道』(新潮社)長嶋有

連休突入休みなし

今日は忙しかった上に四連勤目なので眠い。簡単に読んだ本をあげるにとどめる。 1.『ユリイカ』藤田特集:半分ほど 2.『水声通信』ダダ特集:読了 3.『芸術の生政治』:読了 4.『倫理学案内』:1,2章のみ

大学から遠くはなれて

読了。僕は大学を中退してるし(というかだからこそ)大学は「条件なき大学」であって欲しいと熱烈に願っているのだが、事態は真逆というか早稲田や埼玉大や首大の事例には溜息が出る。(無論これらの大学が相対的に目立つだけであって、大学のネオリベ的編…

はやく再開しないかな

『一冊の本』入手。前号で最終回となった『日日雑録』2金井美恵子(いずれ3が連載開始するんだけど)が、6月に単行本になるみたい。(今号の巻末参照)。もちろん楽しみなわけで。(全部読んでるのにね)

今日購入した本

1.『絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男』(河出書房新社)笙野頼子 「西哲ライター」もどきだって、笙野頼子読みますよ。 2.『倫理学案内 理論と課題』(慶應義塾大学出版会)小松光彦・樽井正義・谷寿美 一応倫理学科に籍(のみ)を置いていたので

休配には正直ほっとする

入荷したもの 1.『存在と知覚 バークリ復権と量子力学の実在論』(法政大学出版局)瀬戸明 勝手に若い人かと思い込んでいたら、そうではなかったようで。 2.『オッカム哲学の基底』(知泉書館)渋谷克美 ここに分け入ると一生出られない予感。 3.『決定版 漱…

近代ってなんだろう(なんだろうね)と考える近代人(なのか)

芸術(アルス)と生政治(ビオス)を読み始める。美術品の修復と衛生学の重ねあわせが興味深い。まだ半分ほど読んだだけ。この論文集は「生政治」を前面に押し出してるわけではなく、どちらかというと美術史の言説から「生政治」があぶりだされている感じ。(感…

ダダダイズム(ヤプーズ)

水声通信 (No.7(2006年5月号)) 特集 ダダ 1916-1924を読み始める。当たり前だけどダダが破壊のみではないこと、シュルレアリスムによって乗り越えられたわけでもないことを再確認。塚原史の「ダダの世界化から世界のダダ化へ」の注26に驚く 2006年1月4日午前…

洋館出してもオーケーなのは

読了。19世紀英国小説から階級問題を抜いた感じできわめて読みやすく、面白い。というか、主人公と預けられる伯父の家には明らかに階級差があるんだけど、それが葛藤を生まないように書かれているので、恐らくそれが読みやすさに繋がってるのではないかと。…

丸山本読了

やっぱり藤田省三はイイ!と思わせる、丸山をめぐる岡本厚との「知識人について」と題された対談からの引用 岡本:なぜ、60年代以降、丸山さんの書くものはだめになったと思われますか。 藤田:それは偉くなったからだよ。やっぱり死物狂いで書かなければいけ…

今日購入した本

1.『現代思想』5月号(青土社)特集:イスラームと世界 2.『ユリイカ』5月号(青土社)特集:藤田嗣治 定期購読ですから。 3.『ネオリベ化する公共圏』(明石書店)糸圭秀実・花咲政之輔 書いてる人:酒井直樹、池田雄一、マイケル・ハート、宮沢章夫、松沢呉一…

こんな本が出たり、出るようだったり

気になる新刊 1.『シモーヌ・ヴェイユの哲学』(慶應義塾大学出版会)M・ヴェトー 今村純子訳 2.『折口学が読み解く韓国芸能』(慶応大学出版会)伊藤好英 3.『トランスカルチュラリズムと移動文学 多元社会ケベックの移民と文学』(彩流社)真田桂子 4.『…

飲酒の友

昨夜より読み始める。海野さんの本て、一冊に詰める情報量が多すぎて、かつあまりまとめに入らないものだから、酩酊した頭にはぐるぐるくる。そうだ、世界史つながりでワールドカップの世界史 (理想の教室)は読了。

ずーっと考えてきたわけです、この問題は

『親指P』読了。巻末の「親指ペニスとは何か」に、 最初に、たぶん昨日発売されたばかりで、みなさんも読んでない人がほとんどでしょうから、読まれる前にこういうことを言うのもなんですが、『親指Pの修業時代』よりも『ナチュラル・ウーマン』のほうが遥…

込み入ったことを分かりやすく

読了。いやー長谷部さん頭いいわ。込みいった問題をこれだけ明晰に書き、かつ各章ごとに文献解題までつけてくれる親切。新書の鑑です。憲法改正派の人にもぜひ読んで欲しい。そして読んだ上で議論をして欲しい。

丸山の続き

鶴見俊輔との対談より引用(備忘録) もしアカデミーに存在理由があるとしたら、徹底して学問の型を習練することですよ。だから、現代の大学で、それをやってないじゃないか、つまりアカデミーじゃないじゃないかということなら、まさに、批判されるべきだ。…

今日購入した本

1.『芸術と生政治』(平凡社)岡田温司 2.『水声通信』7号 特集:ダダ(水声社) 次号予告は、加納光於。趣味でしょ、これ。 『書物復権』のパンフをいただく。まだ在庫があるものが多いような... それと、『人文会ニュース』ももらう。

気になる新刊

昨日は休日だったので、昨日今日でどんな新刊が出ているか確認。1.『エドワ−ド・サイ−ド out of place』(みすず書房)シグロ/佐藤真 2.『パリ モダニティの首都』(青土社)D・ハーヴェイ 大城直樹ほか訳 3.『性倒錯 フロイト/ラカンの分析理論』(青土社…

ダメットにたどりつく?

...では物理は?

ワールドカップって今年でしたっけ?

ってくらいサッカーについて無知なんだけど、『ファンタジスタ』も読んだしここらで一丁(何がだ)と一念発起ワールドカップの世界史 (理想の教室)を読み始める。ほぼ100パーセント知らないことを読んでいくのは骨が折れる。(だいたい読書って、初めて読…

へなちょこシンクロニシティ

昨日読み終えた『親指Pの修業時代』上巻を、棚に戻すと(各文庫ごとに50音順で並べている)、その横には星野智幸『最後の吐息』が!いや偶然だろ、偶然。それはともかくとして、下巻も引き続き読んでいるんだけれど、いよいよ佳境に入っていってる。明日…

好き嫌いですよ、結局は(禁句)

読了。短いセンテンスの積み重ねは「ずるいなー」と思いつつ、やっぱり上手いわけで。ファンとしては言う事がありません、ハイ。読むだけです。

保坂節

『途方に暮れて、人生論』読了。「教養の力」と題されたエッセーより身につまされる引用 学生時代の話に戻ろう。 最も偏差値が高いと言われている学科の教室の雰囲気の知的でなさに失望して、私はすぐに映画制作のサークルに入り、そこで自分の同類と出会っ…

没後10年

を読み始める。巻頭の小熊英二インタビューより まず一点め。これは丸山だったか他の人が書いていたか忘れましたが、「書評の類でいちばんくだらないのは、『これこれの問題が書かれていない』という書評である」という言葉があったと記憶しています。つまり…

パノフスキーとヴァールブルク

『ヴィーナスの誕生』視覚文化への招待 (理想の教室)読了。そりゃ明らかにヴァールブルク好みなんだけど、パノフスキーもちゃんと使った上で、(使い終わると)いい梯子の外し方をしてる。僕にはまさに『理想の教室』だけど、中学生はやっぱり読まないよね、…

『文藝』前号の対談

上で触れた星野智幸との対談が面白かったので、新装版が出たのも何かの縁と、 を再読。上巻を読了。上巻に内藤千珠子の解説が収録されていて(この後まだ下巻が続くのに)ネタバレになってる。僕は一度読んでいるからいいけど、初めて読む人にとってはどうな…