藝術

素敵な発言メモ

飲みながら読む「アートの仕事」。都築響一のインタビューは面白い。発言の抜き書き。 (「ポパイ」、「ブルータス」を振り返って) カタログはカタログだけど、もののチョイスって、人間の考え方を代表するものだと思うんだよね。「なんでコレじゃなくて、…

これから

『権三郎月夜』を読んで寝ようっと。

思えばこれも『バブル文化論』なのであった。

『芸術原論』読了。こんな記述 少なくともトマソンを作り出す物理状況としては、豊かで、治安の心配もなく、しかもなお街が発展変化しているようなところというと、やはり、この日本ならではのことになりそうである。この地球上で経済成長の上位にいる、その…

千円札

『芸術原論』続き。書かれた時期からトマソンや路上観察が中心になっている。ネオダダ、千円札からそちらに至ったかがよく分かるように書かれていて胸に迫るものがある。 余談:こんなトマソン物件 しかし、と思うのである。それにしてはどうも納得がいかな…

電車の中で

赤瀬川原平の『芸術原論』を読み始める。

近代ってなんだろう(なんだろうね)と考える近代人(なのか)

芸術(アルス)と生政治(ビオス)を読み始める。美術品の修復と衛生学の重ねあわせが興味深い。まだ半分ほど読んだだけ。この論文集は「生政治」を前面に押し出してるわけではなく、どちらかというと美術史の言説から「生政治」があぶりだされている感じ。(感…

ダダダイズム(ヤプーズ)

水声通信 (No.7(2006年5月号)) 特集 ダダ 1916-1924を読み始める。当たり前だけどダダが破壊のみではないこと、シュルレアリスムによって乗り越えられたわけでもないことを再確認。塚原史の「ダダの世界化から世界のダダ化へ」の注26に驚く 2006年1月4日午前…

パノフスキーとヴァールブルク

『ヴィーナスの誕生』視覚文化への招待 (理想の教室)読了。そりゃ明らかにヴァールブルク好みなんだけど、パノフスキーもちゃんと使った上で、(使い終わると)いい梯子の外し方をしてる。僕にはまさに『理想の教室』だけど、中学生はやっぱり読まないよね、…

1冊でわかる

わけはないと思いつつ。「美術史」(岩波書店)ダナ・アーノルドを読む。女性や非西洋にも目配せの効いたいい入門書だと思う。最近出た 気にはなりつつ、全部未読。

「その男、榎忠」

美術手帖4月号読了。榎忠のインタビューがすごく面白い。KPOで「その男、榎忠」展が開催されているとのこと。いきたい。

芸術人類学読了

最後の「友愛の歴史学のために」はもちろん網野善彦追悼で初出は「すばる」2005年4月号。「僕の叔父さん網野善彦」(集英社新書)も参考に。

続中沢

「芸術人類学」、今日はⅢイデアの考古学を読む。なんかごまかされている気もしつつ(それは中沢新一の真骨頂でもあるんだが)やっぱり好きなんだよなあ。ここらへんの愛憎に覚えがある人はほかにも絶対いるはず。手放しで肯定はもちろんできないいんだけど、…

芸術人類学

芸術人類学作者: 中沢新一出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2006/03/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (63件) を見る今日はⅠ芸術人類学とⅡ神話的思考を読む。まあ対称性人類学エッセイ編みたいな感じ。そして中沢新一は抜…

日本におけるロマン主義受容の不思議さ

近代日本「美学」の誕生 (講談社学術文庫)作者: 神林恒道出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/03/11メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見るこれを読了する。近代日本とはいえ、ここで取り上げられるのは基本的に「白樺」までであっ…

大竹伸朗特集

昨日から、晩酌の友に「Studio Voice」を読み始める。特集は大竹伸朗。大竹伸朗×都築響一の長い対談。こういう耳が痛い発言を拾う 大竹:(略)でも。あとさ、別海の穴掘りからロンドンの生活まで、その中心にあったのって絵じゃん。絵に関しては思いを曲げ…

彫刻特集

BTをポツポツと斜め読み。斉藤環の連載、境界線上の開拓者たち 今回は高嶺格か。これは楽しみです。

まだ読みますよ、「ドン・ジョヴァンニ 音楽的エロスについて」 (白水uブックス) ゼーレン・キルケゴール 言葉果てるところに音楽が。これから現代思想の別冊「フランス暴動」の続きを読んで寝よう。