2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お腹一杯

に所収のデイヴィド・ルイス「普遍者の理論のための新しい仕事」を読む。読んだんだけど、トピックてんこ盛りなので、お腹一杯。まだまだ読めてないなあ。

「その男、榎忠」

美術手帖4月号読了。榎忠のインタビューがすごく面白い。KPOで「その男、榎忠」展が開催されているとのこと。いきたい。

Twenty years of schoolin' and they put you on the day shift(B.Dylan)

現代思想「教育改革」特集読了。教育のネオリベ的編成について言えば、なぜ効率を旨とするはずなのに、「君が代・日の丸」強制に関しては、決して効率的とは言えないような執拗でかつ隠微な手法を用いて、教職員を追い込んでいくのだろうか。むろん「教育改…

貸出し期限へのせきたて

図書館で本を借りる日には、なんだか申し訳なくて以前に図書館で借りた本を読むことにしている。今日は を読んだ。申し訳なくて読むってのはどうなんだろう。だったら借りるなと言う話だけど。どっちもサクサク読めて楽しい。特に「ウンコな議論」、著者のフ…

予約していた本を取りに

「そろそろくる」(集英社)中島たい子の予約が取れたとのメールが入ったので、図書館に受け取りに行く。で、館内を物色して以下の本も借りる。 本を書く人読まぬ人とかくこの世はままならぬ (Part 2)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 日本文芸社発売日: 19…

つげ的状況

髪が伸びてうっとうしいので髪を切りに出かけたのだが、床に広がる切られた髪が、箒で掃かれまとめられて捨てられる度に、この髪でなにか不老長寿の薬とかをでっち上げて大儲けをしたいという妄想にかられる。無論つげの漫画の影響を受けてなんだけど、一ヶ…

朝の続き

無理矢理繋げてみる 要は「モダニズム」的なものって言うのは、意外にしつこく生き延びているってことをとりあえず指摘しておきたい。ポストモダン言説に馴染み、かつそれを弄してみたりする人っていうのは案外根っからの(≒ナチュラルボーンに)ポストモダ…

「モダンのクールダウン」の構造についての覚書(わがモダン・わが鎮魂)

まだ全然考えがまとまらないので、自由連想法風にメモ書きを列挙していく。 近代→ポストモダンへの移行という点に関して 近代とポストモダンのあいだに「モダニズム」を挟んだのは説得的なように思える。この本自体の主たる対象は小説なわけだが、美術、音楽…

今日購入した本

「美術史」(岩波書店)ダナ・アーノルド 1冊で分かるシリーズ。美術、1冊で分かりたいよ、分かることができるなら。 「顔のない裸体たち」(新潮社)平野啓一郎 最近ますます平野啓一郎が何をしたいのか分からなくなってきた。 「女たちは二度遊ぶ」(角…

気になる本

こぶし書房から出た藤本進治の「認識論」が気になっている。「革あ革」でも長崎浩とともによく言及されてたから。 「ライプニッツの国語論」(法政大学出版局)とatの3号(太田出版)、それに「無意識の形成物」下巻(岩波書店)が入荷した。

遠近法

哲学のエッセンス「フーコー」読了。久々に「プラトンと反遠近法」読み返したくなった。

お前らは「魂の労働」でもしとけ

ってことですよね、現今の「教育改革」は。で日々僕は「魂の労働」をしているわけだ。そのシビアさから、なかなかネグリのように「一般的知性」を抵抗の基盤として称揚するのは楽観的過ぎるのではないかと思う。書籍の問い合わせで急に呼び止めれられる時は…

いいまつがい

引き続きユリイカを読む。菊地成孔×伊藤俊治の対談。冒頭から素敵だ 菊地:ティエリー・ミュグレーの「エンジェル」はもう10年くらい使っているんですけれども、香水は噴霧すると、可視物質としての水はしばらく立ち上がってからすぐに雫と消えてしまい、…

今日購入した本

「占領の記憶/記憶の占領」(青土社)マイク・モラスキー 「フーコー」(NHK出版)神崎繁 哲学のエッセンスシリーズ。どうでもいいけど「規律権力」って目にするたびに、条件反射的にTGの「ディシプリン」が脳内に響くんですけど。きっとそんな人も僕以…

現代思想4月号

「教育改革特集」を読む。とりあえず赤田圭亮、岡崎勝という現役教員の論文まで。インインメツメツですよ、ホント。大学も、「首都大学」ってTokyo Metropolitan Universityって言ってるけど、metropolitanよりCapitalっていう直訳調のほうが、「資本」の論…

「モダンのクールダウン」読了

めっぽう面白い。けどいろいろ触れたいから感想は明日以降に。

菊地成孔かく語りき

ユリイカを読み始める。山下洋輔との対談から、 菊地:もう十年ぐらい前かな。国書刊行会から「コレージュ・ド・パタフィジックのクロニクルを出すから、主要執筆陣の一人として加わって欲しい」と依頼が来たんですよ。ボリス・ヴィアンやアルフレッド・ジャ…

他ジャンルの新刊も視察

こんなのに目をつける。 森健は「火薬と愛の星」しか読んでいない。平野啓一朗、装丁ちょっと恥ずかしい。どうすっかな。

ビフォア/アフター

今日も新刊がたくさん。嬉しい悲鳴とはこのことか。まず、 を平積み。ボリュームがあるので少ない配本でも強引に平積み。買うかどうかは思案中。時々自分が書店員なのか客なのか分からなくなる時がある。次に「ビフォア・セオリー」ついに入荷。満を持して「…

続LEFT ALONE?

明石書店から「公共空間の変容と危機」って言うタイトルで糸圭秀美、花咲政之輔編著で4月に出るみたい。マイケル・ハートと宮沢章夫も書いてるようだ。

今日購入した本

「モダンのクールダウン」(NTT出版)稲葉振一郎 さっそく買ってんじゃん。 「現代思想」4月号 特集:教育改革の現場 「ユリイカ」4月号 特集:菊池成孔

落書学

飲みながら寺山の「詩的自叙伝」を読んでいるんだが、そのなかの「落書学」が面白い 四十一歳の男、性欲がなくなった。 どうすればよいか教えてください。 という新大久保の落書きに→四ツ谷三丁目鹿谷医院に行って相談しなさい。 →使いすぎだ。しばらく休ま…

Second aspect of the Same Thing

で思考のフロンティア「暴力」上野成利を続けて読むわけだ。問題意識の向かう先は「現代政治理論」と重なる。シュミット、アレント、ラクラウ&ムフ、アドルノ&ホルクハイマー、ベンヤミン、デリダ、ハーバーマス。100ページ強という限られた枚数でこれらに…

First Aspect of the Same Thing

「現代政治理論」(有斐閣)川崎修 杉田敦編を読む。リベラリズムそして民主主義を学びなおすのには非常に便利な教科書。こうしたリベラリズムの方向と、ブランショ、レヴィナスからデリダ、ナンシーの方向(これらだって深刻な差異を孕んでいるんだが)をう…

芸術人類学読了

最後の「友愛の歴史学のために」はもちろん網野善彦追悼で初出は「すばる」2005年4月号。「僕の叔父さん網野善彦」(集英社新書)も参考に。

買おうかとも思ったけど、諸事情で諦める方向に傾いている本たちの群れ

「小説のゆくえ」(中公文庫)筒井康隆 「うぬぼれる脳」(NHKブックス)ジュリアン・ポール・キーナン/ゴードン・G・ギャラップ 「なぜ悪人を殺してはいけないのか」(新曜社)小谷野敦 「9条どうでしょう」(毎日新聞社)内田樹 図書館頼みの方向で。

ちょっとしたNTT出版祭

今日僕の勤務先にNTT出版の新刊が大挙入荷した。 「モダンのクールダウン」稲葉振一郎 「コミュニティ」ジェラード・デランティ この2点は買う。「モダンのクールダウン」は平積み&現代思想棚と社会学棚に両面展開。物量作戦です。もちろん「マルクスの…

レムが死んだ

今日の朝刊に出てた。 スタニスワフ・レムさん(ポーランドのSF作家)27日、ポーランドのクラクフで死去、84歳。秘書が明らかにした。タルコフスキー監督の映画「惑星ソラリス」の原作となった「ソラリスの陽のもとに」の作者として知られる。現代で最…

今日購入した本

「ハイデガー『哲学への寄与』解読」(平凡社)鹿島徹他 初めに言っておくと創文社の「哲学への寄与論稿」は読んでない。だから、読まずに済ましたくこっちを購入(またしても怠惰な態度を取る)これ装丁が好きだ。ハイデガー「哲学への寄与」解読作者: 鹿島…

飲酒の友に

飲む時すら本を片手にしてしまうのだが、昨日から「詩的自叙伝」(思潮社)寺山修司を読み始める。酩酊にはぴったりの本だ。詩の森文庫、全部とは言わないまでも結構読んでるんだけど、これが一番好きかも。