2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「性質例化としての出来事」ジェグォン・キム 同じ勁草書房から出てる「シリーズ心の哲学」翻訳編に収録されてる「随伴的かつ付随的な因果」を念頭において読んでみる。

愛すべきクズ共

「死せる魂」(下)に突入。今日は第二部三章まで。一章の登場人物テンテートニコフ のニートっぷりが素晴らしい。

僕は肺魚が好きだった

進化心理学にもゆるい興味を覚えていたりするんで、ネアンデルタール人の正体―彼らの「悩み」に迫る (朝日選書)作者: 赤沢威出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2005/02/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 36回この商品を含むブログ (6件) を見るを読…

ハイデガーはいまだに劇薬

「現代ドイツ」(岩波新書)三島憲一 これぞ新書っていう一冊。現代ドイツの言説を扱っているものの、 いちいち日本の状況と符合する。旧枢軸国の共通性? ドイツの反動が「本来性の隠喩」として使うハイデガーやニーチェ、ワーグナー の使用に「抗争」して…

ニート言説にかこつけて己について語ってみる。

今日は休日だというのに、僕といえばえんえん本を読んでいたわけで。 休日は一人で過ごし、誰かと一言も言葉を交わさなくても苦にならないどころか、むしろそれを望んでいるくらいなので、 当然コミュニケーション・スキルなるものを求める風潮には、うっす…

復習

最近、「人性論」を買ってみたり(いつ読めるか分からないけど)、 まもなく、「省察」の新訳がでたり、サールの「マインド」も出そうなので、 復習の意味を込めて、「心脳問題」を読み直す。心脳問題―「脳の世紀」を生き抜く作者: 山本貴光,吉川浩満出版社/…

今日購入した本

「イマジナリーな領域」(御茶の水書房)ドゥルシラ・コーネル 「小鳥たち」(新潮文庫)アナイス・ニン

インコミ発売。まだ中身見ていない。 明日発売の「現代思想」と「ユリイカ」も到着。まず次号予告から見るのは、悪いクセだ。 ちなみに、次号の特集はそれぞれ、 「教育改革以降」と、 「菊地成孔」です。 「現代思想」は年一回必ず教育特集をするから、次が…

「現代形而上学論文集」亀の歩みで読んでいく。 今日は、「そもそもなぜ何かがあるのか」ピーター・ヴァン・インワーゲン。 冗談みたいなタイトルだが、なんでこんなにクリアなんだろう。

ゴーゴリ「死せる魂」(中)まで読了 上で清水博子や中原昌也にかこつけて、小説の特異な「貧しさ」について、これから考えよう、などと思い至ったのは、最近ゴーゴリばっかり読んでいるからの気がする。

ジーン・ウルフ、今日は「眼閃の奇跡」を読み通す。この一人称の採用で、小説を読む際の 宙吊り感を意識させられる。そして、それが心地いいのだ。短編集を読み終えて、また初めから読み始めたい気になる。

まずはこれを。清水博子「vanity」vanity作者: 清水博子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/02/23メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見る初出の「新潮」2005年10月号で読んでいたので、再読ということになるが、 やっぱりいい…

今日購入した本

「<心>はからだの外にある」(NHKブックス)河野哲也 「ビートルズとは何だったのか」(みすず書房)佐藤良明 「バッハ『ゴルトベルク変奏曲』」(みすず書房)小沼純一 2点、理想の教室 「十九歳のジェイコブ」(角川文庫)中上健次 解説は斉藤環

眠い

今日は眠いので読んだ本の羅列のみで。 「デス博士の島その他の物語」 死の島の博士、アメリカの七夜を。 「名も無き孤児たちの墓」 「死せる魂」(上) 「現代形而上学論文集」 『耐時的存在者と永存的存在者の両立不可能性』トレントン・メリックス

平凡社刊行予定より

「ハイデガー『哲学への寄与』読解」 遅れていたのがいよいよ出る 「芸術(アルス)と生政治(ビオス)」岡田温司 予告に初登場。ということはきっと遅れるはず。気長に待ちます。 岡田さんは、4月に「理想の教室」(みすず書房)も出すからなおのこと。 ht…

今日購入した本

「人性論」(一)〜(四)(岩波文庫)デヴィッド・ヒューム 「ディカーニカ近郷夜話」前・後編(岩波文庫)ゴーゴリ 一括重版より。 「現代ドイツ」(岩波新書)三島憲一

死せる魂

合間をぬってゴーゴリ。第一部で笑えるだけ笑っておこう。

現代形而上学論文集

デヴィッド・ルイス「たくさん、だけど、ほとんど一つ」を読む。 プラグマティックすぎやしねえか?と思いつつ、でも、違う解決法も しっくりこない。どうしようか。

水声通信

「お肉さん」を取り上げる書き手が多かったな。 藤沢周が書いている、野村喜和夫の「ところで」に触れた短いエッセイが 一番の掘り出し物かも。

新刊配本のときから気になってたものの、修論の大幅加筆で、世間的には 無名だったため、展開するにはつい二の足を踏んでいた 「ピルはなぜ歓迎されないのか」(勁草書房)松本彩子 がこんな取り上げられ方を。 http://d.hatena.ne.jp/clinamen/20060222/p2#…

沖で待つ

「勤労感謝の日」も同時収録。もちろん、味わい深い作品なのですが、 やっぱり、「逃亡くそたわけ」の時点で受賞するべきだったと思う。 あれは直木賞ノミネートだったが。20エレのリンネル、うまいよなあ。

騙り?

次は松浦寿輝、「方法序説」を読む。 わたしはここでーこの場所で、この人生のこの時点でー わたしにやりかたについて語ってみたいと思う と帯に記されているからといって、真に受けるわけにもいかず。 なぜなら、aで奇術師ダイ・ヴァーノンを取り上げ、さら…

デス博士の島その他の物語

寝起きに読む。デス博士の島その他の物語と、アイランド博士の死 の二つ。ちょっと不思議な読後感。って、ほぼ何も言っていないに等しいが、 この心地よさはなんだろう。明日が楽しみ。

今日購入した本

「vanity」(新潮社)清水博子 毎度毎度、著者近影が違いすぎてわざとやっているとしか思えない。 初出の新潮10月号で読んだが、好きなので買う。 装画は草間。 「少女@ロボット」(新潮社)宮崎誉子 書き下ろし多数。 「ページをめくれば」(河出書房新…

野村喜和夫

水声通信読み始める。野村・山内功一郎対談まで。

心とことばの起源を探る

読了。全体としては、共同注意をめぐる9ヶ月革命に多く論考が割かれていて、 その後の、4,5歳期っていう重要な時期に関しては素描に留まっている。 実際まだ分からないことが多いらしい。特別支援教育の実施に伴い、自閉症関連の 書籍がわが書店でも多く…

岩波一括重版到着。レジで見ている限り、初日だというのに早速文庫の束を 持ってくる人が多くて安心する。僕はというと、一ヶ月くらいかけて、 こつこつ買って行くつもり。 配本の少なかった「家族のゆくえ」(光文社)吉本隆明、無事問屋から補充が 入荷。…

掟の門の前での逡巡

青土社の現代思想ガイドブック「ジル・ドゥルーズ」(クレア・コールブルック) を読む。ドゥルーズ、主要な著書はほぼ全部読んでいるのに、入門書が出ると なぜか買ってしまう。永久に「哲学入門一歩前」状態です。果たして一歩前に 進めるか。この本自体は…

読了

「戦後思想の名著50」読了。 川村湊の「敗戦後論」(加藤典洋)、紹介に名を借りた批判がスリリング。 僕、どうしても加藤典洋の思考法になじめないんです。

「ジル・ドゥルーズ」(青土社)クレア・コールブルック もう入門しなくてもいいだろ、と思いつつ購入 「名も無き孤児たちの墓」(新潮社)中原昌也 「授乳」と「続・授乳」が入ってるだけでも、即購入 「沖で待つ」(文藝春秋)糸糸山秋子 糸二つが変換でき…