2006-03-28 Second aspect of the Same Thing 政治 で思考のフロンティア「暴力」上野成利を続けて読むわけだ。問題意識の向かう先は「現代政治理論」と重なる。シュミット、アレント、ラクラウ&ムフ、アドルノ&ホルクハイマー、ベンヤミン、デリダ、ハーバーマス。100ページ強という限られた枚数でこれらにバランスよく言及し、一冊の書物にするのって大変だなあ、と「思考のフロンティア」を読んでいるといつも思う。しかも結論は妥当な線に着地させつつ。刊行が遅れがちになるのもよく分かる。よく分かるけど、知らない振りして「市野川さん、『社会』まだあ?」と無邪気に言ってもみてみたい。