素敵な発言メモ

飲みながら読む「アートの仕事」。都築響一のインタビューは面白い。発言の抜き書き。

  • (「ポパイ」、「ブルータス」を振り返って)

カタログはカタログだけど、もののチョイスって、人間の考え方を代表するものだと思うんだよね。「なんでコレじゃなくて、コレを選ぶのか」ってことに、その人がすごく出るから。

神様、僕もいいチョイスが出来ますように。

「明日も新聞配達で3時に起きないといけないけど、がんばろう」みたいな、ちょっと希望を持たせてくれるほうが、大事だと思うわけよ。頭だけのお遊びのネガティヴなものじゃなくて、ポジティヴな気持ちにさせてくれるのが、本当のメジャーなアートだと思う。

これって微妙で、市井の人の突拍子もない逸脱アートって確かにあるけど、たいがいの人の「ポジティヴ」なものって箸にも棒にもかからないものが多くって、下手すりゃ浄水器や健康食品の「ポジティヴ」になっちゃう。フツーの人の抱える「ネガティヴ」の方が実りが多いような...という問題。

「俺よりちょっとボケ味がきついな」

という発言を引き出してくるところだ。