2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

こころと言葉の起源を探る(続)

五章まで。明日で読み終えそうなので、ピンカーも読み直してみようかな。

イトヤンの芥川賞受賞作「沖で待つ」発売。僕は単行本、「スモールトーク」 以外全部持っているので、ぜひ売れて欲しい。 配本の少なかった河出の補充が入る。ほっと一息。 来月の河出の新刊、こんなのが。 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/4309243746 ぺり…

サッチャリズムと左翼の危機とか

なんとなく分かった気になっている、スチュアート・ホール、ならびに カルスタですが、実はそれほど文献を読んでなかったりする。そんな人 は結構いると思いますが、青土社の入門シリーズはやっぱり便利。 往々にして、理論って(特に日本では)非歴史的であ…

戦後思想の名著

今日は、花森安治から金時鐘まで。 順々に読み進めてきたものの、やっぱり現物を読んだほうが 楽しいという身も蓋もな結論に達しそう。この本自体は、 明日で読了できると思う。 そういや、この本の中で、いわばペースメーカーとして扱われている 鶴見俊輔で…

今日購入した本

「水声通信」3月号 (水声社) 特集:野村喜和夫 ずっとチェックしているが、完全に社長の趣味で特集が決まってるような気が。 この規模で月刊って結構無茶なことをやっているので、個人的には 応援したい。今までの特集は、面白そうでも論文というよりエッ…

心とことばの起源を探る

人間の進化の秘密は、他の霊長類と違って、他者が、自らと同様に 意図を持った主体だと認識することにある。明快な主張と豊富な例証。 これは楽しみ。今日はヒトの発達における9ヶ月目の重要性についてまで。

彫刻特集

BTをポツポツと斜め読み。斉藤環の連載、境界線上の開拓者たち 今回は高嶺格か。これは楽しみです。

休日明けなので、新刊をチェック。 青土社の現代思想入門シリーズ入荷。ドゥルーズを訳している国分功一郎、 個人的に注目してます。「マルクスの息子たち」(岩波書店)も訳している んですが、その解説が素晴らしかった。 「イマジナリーな領域」も入荷。…

電車の中で

なんとか二日酔いも収まってきたところで、仲正昌樹「松本清張の現実と虚構」 を。「なぜ『話』は通じないのか」(晶文社)でも舞台裏を披露していた、 「松本清張研究会」での発表をもとにしたもの。「わが栄誉」のような 大ネタこそないけど、普通にテクス…

二日酔い

「戦後思想の名著50」梅棹忠夫から新川明まで。 明らかに二日酔いで頭がガンガンするのに、ページをめくってしまう。 「育児の百科」松田道雄の項がいい。執筆者は天野正子。

借りれるうちは借りとけ

20冊まで借りられるようになって、明らかに読む時間がないのに、 借りてきた。 「文明崩壊」上下(草思社)ジャレド・ダイヤモンド 買えよ、って話ですが。図書館入荷はやいなあ。 「働く過剰」(NTT出版)玄田有史 内藤朝雄びいきなんですが、読んでない…

「ことばの意味とは何か」読了

チョムスキー入門と同じ日に読むなんてな。「どっちだよ」ってことですが、 「こっちだよ」っていいたくなる。 ことばに関する理論にふれればふれるほど、わからなくなる。 まだまだ、言語関連の積読物件がひかえているのに。

(承前)戦後思想の名著50を読む

今日は森崎和江「第三の性」まで。 印象深いのは、上野英信「追われゆく坑夫たち」 廃棄される生っておもわずつぶやいてしまう。 あと、宮本常一「忘れられた日本人」 最近の再評価にちょっと違和感を感じていたので、この赤坂論文 に教えられることがあった…

ミイラ取りが半ミイラに

「陰謀の世界史」読了。読み進めていくうちに、どんどん陰謀に対して 好意的になっていくのが気になる。陰謀って魅せられていくんだな。 もちろん、根底では「ありえない」という視座は確保するんだが、それでも、 陰謀のほうに引っ張られていく引力は確実に…

「姜尚中の政治学入門」

まだまだ新書は続く。すぐ読めるっていいね。 確認のための読書って気がしないわけでもないが。

チョムスキーにダメ出し

休日はじっくり大著に挑戦すればいいのに、新書で冊数を稼いでしまう。 「チョムスキー入門」町田健。こういった入門書で、ダメ出ししながら 解説していくスタイルって、なかなかないんじゃなかろうか。

「いや、これよりわたしにはやっぱり何か写し物をさせてください」

「外套・鼻」を読む。面白い、面白いとサンザン言われていたのに未読だった。 こんなにはまるとは。「バートルビー」は、バベルの図書館、岩波文庫、 アガンベンのおまけ、と3種の翻訳を読んでたんだけども。

アクシデントですよ、ヴィリリオさん

久しぶりの休日なので、目的も無く自転車を乗り回そう。 そう思って出かけたわけです。自転車を漕いでいる時の 体感速度が(車や歩行にくらべて)一番官能的だしね、なんて嘯きながら。 で、小一時間は漕いでましたかねえ、その頃には、もう 頭カラッポで、ほ…

今日購入した本

「デス博士の島その他の物語」(国書刊行会)ジーン・ウルフ 「美術手帖」3月号(美術出版社)特集:彫刻ってなんだ 「酒肴酒」(光文社文庫)吉田健一を文字通り酒飲みながら 何日か読んでるんだが、酔った頭にしみる。いつ読み終わるんだろ。 読み終えた…

今日読んだ本を簡単に記す。

読みたい近刊を挙げていくと、読みたいのにもかかわらずへこむのはなんでだ。 「戦後思想の名著50」 「共同研究 転向」まで。 「『あたりまえ』を疑う』社会学」 新書戦争と言われて久しいけれど、こういう新書がもっと出ればいいのに。 「陰謀の世界史」 …

2月末に出る本(で僕が読みたいもの)

「ジル・ドゥルーズ」(青土社)クレア・コールブック 「スチュアート・ホール」(青土社)ジェームス・プロクター シリーズ現代思想ガイドブックから。 「方法序説」(講談社)松浦寿輝 批評空間でやってたあれです。 「イマジナリーな領域」(御茶の水書房…

今日購入した本

「現代形而上学論文集」(勁草書房)柏端達也編 「松本清張の現実と虚構」(ビジネス社)仲正昌樹

「ことばの意味とは何か」5章まで。 入手可能性に関する論考と、透明性に関する論考との間の緊張関係 への反論に対して、「内的二重性」と「外的二重性」をもって応答 するが、ちょっと苦しいような。

ポスト陰謀も踏まえて読んでいく

で、「陰謀の世界史」も続けて読んでいく訳ですが、「陰謀」と68年的なもの の親和性は、「UFOとポストモダン」を踏まえれば、「虚構」の時代ど真ん中に あたる。言説が言説を生むエクリチュールの迷宮としての「虚構」の時代。 では、「不可能性」の時代は…

いずれ詳しく

「UFOとポストモダン」。UFOをめぐる言説が、大澤真幸の「理想」、「虚構」 「不可能性」の時代とパラレルに変化している事態を指摘。こういうのはいいねえ。 もうちょっと詳しく取り上げたいが、今日は眠い。検討は後日に。

古典になる、ということ

戦後思想の名著50を読み始める。分厚いが、なにせ50冊もの 「名著」を紹介するわけで、個別の論考は15ページ平均といったところ。 ここに、悩ましい問題が生じる訳で、論じられる対象が馴染みのものならば、 「そんなこと知ってるよ」となるし、未読で、「…

今日購入した本

「心とことばの起源を探る」(勁草書房)マイケル・トマセロ これは楽しみ。読むのはしばらく先になるけど。 「姜尚中の政治学入門」(集英社新書)姜尚中 大体どういう事が書かれているであろうか分かる。でも買うんだよ(根本敬風に) 「『あたりまえ』を…

「ことばの意味とはなにか」

第一章と第二章だけ。「フランス暴動」とうってかわって、 ゆっくりと読む。 グライスへの反論 字義的な解釈が先に来なければならないということについては、 派生的解釈が補強、緩和、ないしは転移を通じて字義的な解釈 から得られるという限り、私も認める…

陰謀の世界史(続)

陰謀本の、68年的、西海岸的性質について考えざるを得ない。 大塚英志の「サブカルチャー文学論」も春樹とからめて、 陰謀と68年的なものの相性の良さを論じていたなあ。 今はやりの68年論ですが、陰謀との相性の良さを、誰か つっこんでやって欲しい。(も…

ちょっとないスピード

「フランス暴動」(陣野俊史)ちょっとないスピードで読み終わる。 後書きをみると、やはり、ものすごく急いで書かれたようだ。 私がこれまで書いてきた本の中で、最速である。 第二章などは、三日間で書いたと思う。読んで、訳して、書いた。 とにかく、ス…