脳科学

心の哲学をめぐる冒険

一つ前に読んだ本に引き摺られた見出し。今日は、第六章「志向性」、第七章「心的因果」、第八章「自由意志」と読んでいった。サールにとっても自由意志はかなり手強い問題のようで、前2章とは打って変わってかなり慎重だな。しかし、この本かなりかゆいと…

サールをひたすら

二元論にしろ唯物論にしろ旧来の不適切なタームを使用しているから混乱が生じてくるのだ、というサールの主張がいよいよ強く出てくる三章から五章までを読む。特に四章、五章はサールの「心の哲学」概論といった感じ。続く章でいよいよ各論に、となるか。続…

「マインド」読み始める

今日1章と2章を読む。2章の最後の段落より (略)還元主義と消去主義は、お互いに自分たちの立場をまったく異なるものだと考えたがる。還元主義は、心的な存在物は存在するものの、それは物理的な出来事へと還元できると考えている。消去主義は、心的な存…

まあ、クオリアの中の人も大変なわけだが

というわけで、「クオリア入門」読了。タイトルに惑わされてはいけないんであって、むしろ志向性を導入した点が重要なんですよ。 でも「志向性入門」じゃねえ。解けば解くほど解き難くなる心脳問題だけど、それだからますますのめりこんじゃうわけで。

復習

最近、「人性論」を買ってみたり(いつ読めるか分からないけど)、 まもなく、「省察」の新訳がでたり、サールの「マインド」も出そうなので、 復習の意味を込めて、「心脳問題」を読み直す。心脳問題―「脳の世紀」を生き抜く作者: 山本貴光,吉川浩満出版社/…