ドイツ

ハイデガー『哲学への寄与』読解

思わず読了。早いよ。とはいえゆっくり考えていくところだ。 Abgrund/Grundってきれいに決定できないという問題(シェリング!)と存在/存在者が、 真理の根源的な本質に基づいてはじめて、真なるもの、したがって存在者が規定される。しかもいまや存在者が…

ハイデガー『哲学への寄与』解読

を読み始める。キツイんじゃないかと思いきや、序論「『哲学への寄与』というテクスト」 が丁寧にまとめているので、それを頼り2章まで読む。後期ハイデガーの言葉使い(遣いのほうがいい?)を、理解しているとは言わないまでも、慣れ親しんでいるので、案…

ハイデガーはいまだに劇薬

「現代ドイツ」(岩波新書)三島憲一 これぞ新書っていう一冊。現代ドイツの言説を扱っているものの、 いちいち日本の状況と符合する。旧枢軸国の共通性? ドイツの反動が「本来性の隠喩」として使うハイデガーやニーチェ、ワーグナー の使用に「抗争」して…