ニート言説にかこつけて己について語ってみる。

今日は休日だというのに、僕といえばえんえん本を読んでいたわけで。
休日は一人で過ごし、誰かと一言も言葉を交わさなくても苦にならないどころか、むしろそれを望んでいるくらいなので、
当然コミュニケーション・スキルなるものを求める風潮には、うっすらと恐怖さえ感じている。
本や映画や音楽があれば、他は特に望むことがない、という「下流社会
を地で行く生活。ちなみに大学時代はというと

自分で勝手に留年した一年を含めて大学での四年間は、
何となく教室に出そびれて、講義には殆ど出席しなかった<梅崎春生「ボロ家の春秋」(講談社文芸文庫)年譜より>

をほぼ正確にトレースしたような生活。挙句の果てに大学は中退。
現在はというと「俺はアルバイトじゃない、契約社員だ」(鳥肌実
っていうネタが身に沁みる境遇です。
そんな明らかに当事者である僕が「働く過剰」を読んだわけですよ、今日。
前半の現状分析はほぼ妥当だと思えるものの、後半の処方箋が...
僕というサンプルを示せば、正社員として雇用されたいものの、どうやったら
正社員になれるか、いまいちその道筋が分からない。思いっきり新卒採用の道を
踏み外してるし。僕が仮に人事担当者だったとしたら、僕を雇おうとは確実に
思わないという直観もある。無論このままでいいとは思ってはいないけれども。

働く過剰 大人のための若者読本 日本の〈現代〉12

働く過剰 大人のための若者読本 日本の〈現代〉12