ちょっとないスピード

フランス暴動」(陣野俊史)ちょっとないスピードで読み終わる。
後書きをみると、やはり、ものすごく急いで書かれたようだ。

私がこれまで書いてきた本の中で、最速である。
第二章などは、三日間で書いたと思う。読んで、訳して、書いた。
とにかく、スピードが必要だった。

書き手の姿勢が読み手に感染した、ってことか。
暴動の原因として、切り詰められて語られがちのラップ・フランセ
であるが、決して小さくはない差異があること(当たり前ですが)
を書いていて参考になった。
しかし、この本を読んでいる間、僕の脳内で鳴り響いていたのは、
「でも・デモ・DEMO」(じゃがたら)だったのはなんでだろう?