2006-06-05から1日間の記事一覧

東京ではもう出ているのかしら

1.『日日雑録2』(朝日新聞社)金井美恵子 2.『日本の個人主義』(ちくま新書)小田中直樹とか。 まだ勤務先には入荷していないけどはやく読みたいっす。

今日購入した本

1.『ベータ2のバラッド』(国書刊行会)サミュエル・R・ディレニー他 若島正編 アンソロジーはSFの華(帯文より)、ですって。 2.『大航海』59号:特集「ラカン」 最近読んで面白かった『貨幣と精神』の中野昌宏や、安藤礼二の新連載「百年の孤独」に注目す…

面白いに決まっている

産業図書から『アートフル・サイエンス』、『グッド・ルッキング』に引き続いてバーバラ・M・スタフォードの『ヴィジュアル・アナロジー つなぐ技術としての人間意識』が7月上旬に出るとのこと。訳はもちろん高山宏。

あのシリーズ

春秋社の営業さんが来店されたので、「現代哲学への招待」シリーズについて伺う。デイヴィドソンの翻訳もいろいろ出る予定みたいですよ。

そういうときは

『カワハギの肝』を読む。実際に栽培することから始める杉浦明平の食道楽は同じシリーズに収録されている吉田健一とはずいぶん違う。杉浦明平も 吉田のように生産にも製造にも一切タッチせず、ほとんど無関心で、出来上がって奉献されたものを120%享受す…

書かれたことをいったんすべて真に受ける

『自己・あいだ・時間』をやっと読了。いやーしんどかった。僕の乏しい「ノエシス/ノエマ」理解を(それこそいったん括弧でくくって?)木村さんの用いる「ノエシス/ノエマ」に修正して読むのに案外骨が折れた。僕はこういう本を読むときはいったん書かれて…

追い討ちをかけるように

家では『哲学者はなにを考えているのか』の続き(テッド・ホンデリック、ジョン・サール、ジョナサン・レーのインタビュー)を読む。上の「見える」問題にとらわれてしまうと、いよいよ今回読んだ自由意志と決定論の問題や、実在論と反実在論の問題が厄介に。…

明るい嫉妬

電車の中で『優雅で感傷的な日本野球』を読む。前の装丁の文庫でも読んでいたけどその時と同じように(本当に「同じように」かは自信がないけども)僕が読むという行為が、この小説が既に書かれてしまっていることに対して絶対的に遅れてしまっていることに…

書評問題

だめ連に倣って後ろに「問題」とつけることにする。職業柄書評に目を通す機会が多いのであるが、忙しかったりすると横着をして取りあげられた本と取りあげた評者の名前をチェックするだけにとどまることも多い。書評そのものを読まずに評者の名前のみを手が…