書かれたことをいったんすべて真に受ける

『自己・あいだ・時間』をやっと読了。いやーしんどかった。僕の乏しい「ノエシス/ノエマ」理解を(それこそいったん括弧でくくって?)木村さんの用いる「ノエシス/ノエマ」に修正して読むのに案外骨が折れた。僕はこういう本を読むときはいったん書かれていることをすべて真に受けて、真に受けてみるとどうなるかを考えるのが好きなのだけど、そうすると電車の中や歩いているている時のような「自明性の喪失」が...というネタ。(いやネタじゃなく電車の中の人や歩いている人が、その見てくれからだけでは何を考えているのかまったく導き出せないのに、にもかかわらず何かを考えているのは確実だという事がすごく怖ろしいことに思えてしまんですけどね)。