2006-04-15から1日間の記事一覧

今日購入した本

1.『象徴の貧困』(新評論)ベルナール・スティグレール ガブリエル・メランベルジェ+メランベルジェ・眞紀訳 2.『不安型ナショナリズムの時代』(洋泉社新書y)高原基彰 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060413 っていう気になる評価もあるけど。…

こんなの出てますが

1.『神話論理Ⅰ 生のものと火を通したもの』(みすず書房)C・レヴィ=ストロース 早水洋太郎訳 2.『レヴィ=ストロース『神話論理』の森へ』(みすず書房)渡辺公三・木村秀雄編 買っても2のみだな。1.は読むべき人が読んだらいいと思います 3.『九鬼周造の…

神聖喜劇漫画版の発売日が決まったようです

5月10日だって。1,2巻同時発売。解説はそれぞれ、中条省平と三浦しをん。さらに、各巻に「原作者」大西巨人の語り下ろしエッセイ『要塞の日々』収録とのこと。のぞゑのぶひさってどんな人なのかいまだに謎です。だれか、どんな作品を書いている人か教えてく…

神話には神話で

『経験論と心の哲学』いよいよわれらがライル的祖先に来ましたよ。勁草版で読んだ時も、ここに至るまでの道筋で困難に見舞われながら、ライル的祖先の話で急に腑に落ちたんですが、今回も同様でした。ブランダムの助けを借ります。

やっぱり大きな物語は、このへんで

『一九七二』読了。500ページ弱の大著にもかかわらず、当然1972年のすべてを汲みつくすことは出来ないということを思い知る。つまり、各エピソードが一つの「大きな物語」に収斂される時代の終わりを描いたこの本自体が、一つの旋律に沿って展開しないし、で…

マルクスの空想的...

読了。まず注意。この本は、現在に即応する「ネオ」共産主義の形を提示する本ではない。むしろ、マルクスによって「空想的」と言われた「空想的社会主義」とはどんなものだったかの記述が半分以上を占める。で、マルクスが彼らといかに切断されていたと考え…

リゾート感覚で

を読んでいく。二度目だしね、速いですよ。半分ほど読む。小説だと思って読めばいつも、すごく面白いのさ、中沢新一は。でもね、僕は仏教の素養がほぼゼロなのに、本覚思想を礼賛する文脈があると反射的に警戒してしまうのはなぜだろう。特に「日本には本覚…