革命のあいまに読書

『文学と革命』上巻読了。第2版でつけ加えられた「文学とロシア共産党の政策について」が、演説ということもあって生々しい。(ヤジまで収録されてる)。社会革命が成っても、芸術はそれに一対一の対応をしないのであって、遅れたり、逆に過剰に速かったりする。これより前の章で同伴インテリゲンチャの問題点をトロツキーは指摘していたが(無論見解は分かれるだろう)、それをもって切り捨てているわけではないところに、トロツキーの「文学読み」っぷりが出ている。

新会社法の啓蒙本くらい読もうかな

倫理学案内』読了。7章の「経済活動」を読んでいて、改正と言うものの会社法の何が変わったのか全然知らないことに気付いて愕然とする。岩波新書のリニューアルでも『会社法入門』はスルーしてしまっているし...知っているに越したことはない(はず)
会社法入門 (岩波新書)

このひと正直だ

『なぜ悪人を殺してはいけないのか』読了。「田中克彦チョムスキー』批判」、正直すぎていい。若かりし頃入れあげてしまったけどあれってトンデモじゃねえかっていう話。その頃は生成文法が味気なく思えたけど、今は...て言うことか。文学畑の人も最低限理系学問を理解しましょう、という(僕にとって)耳の痛い話でもある。

今日購入した本

1.『近代性論再考』(世界思想社)進藤雄三
パーソンズ、ロクに読んでないので。
2.『文学と革命』下巻(岩波文庫トロツキー 桑野隆訳
上巻を読み終えたので。
3.『悪魔の霊酒』上巻(ちくま文庫)ホフマン 深田甫
もうすぐ怒涛のちくま文庫攻勢が。
近代性論再考―パーソンズ理論の射程 (SEKAISHISO SEMINAR)悪魔の霊酒〈上〉 (ちくま文庫)