革命のあいまに読書

『文学と革命』上巻読了。第2版でつけ加えられた「文学とロシア共産党の政策について」が、演説ということもあって生々しい。(ヤジまで収録されてる)。社会革命が成っても、芸術はそれに一対一の対応をしないのであって、遅れたり、逆に過剰に速かったりする。これより前の章で同伴インテリゲンチャの問題点をトロツキーは指摘していたが(無論見解は分かれるだろう)、それをもって切り捨てているわけではないところに、トロツキーの「文学読み」っぷりが出ている。