2006-03-16から1日間の記事一覧

今日購入した本

「生命科学の歴史」(法政大学出版局)ジョルジュ・カンギレム フランスの科学論の系譜って、僕はついついサボりがちだったのでこれを機会に。アルチュセール、フーコーetcを理解する上でも外せない。小著ながら、科学哲学 (文庫クセジュ)作者: ドミニックル…

サールをひたすら

二元論にしろ唯物論にしろ旧来の不適切なタームを使用しているから混乱が生じてくるのだ、というサールの主張がいよいよ強く出てくる三章から五章までを読む。特に四章、五章はサールの「心の哲学」概論といった感じ。続く章でいよいよ各論に、となるか。続…

春樹訳の続き

「月曜日はみんあ最悪だとみんなは言うけれど」今日はティム(フランじゃないよ)・オブライエンの3篇を。 「私の中のヴェトナム」 「ノガレス」 「ルーン・ポイント」 この3つの短編は、「世界のすべての七月」と関わらせて読む必要があるな。読んだのが…

廣松渉

哲学者廣松渉の告白的回想録作者: 廣松渉,小林敏明出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/03/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (13件) を見るさっそく読み始める。実は僕が廣松渉の書いたものをはじめて読んだのは、例…

憲法は続くよどこまでも

「『世界』憲法論文選」まだ読んでます。今日は、7「内閣憲法調査会vs.憲法問題研究会」と、8「沖縄・韓国ヴェトナム戦争」を。興味深いのは「沖縄と日本国憲法」大田昌秀だ。1969年6月号に掲載という時期もさることながら、本土復帰をどう基礎付ける…

飲酒の友

SVは一通り読み終えたので、昨日からはこれを。「映画のなかのアメリカ」(朝日選書)藤原帰一。論座の連載の単行本化で、一回あたりのページが短いので酒飲みの混濁した頭にもすんなり。映画批評というよりは、映画をダシにアメリカを語るという趣。