憲法は続くよどこまでも

「『世界』憲法論文選」まだ読んでます。今日は、7「内閣憲法調査会vs.憲法問題研究会」と、8「沖縄・韓国ヴェトナム戦争」を。興味深いのは「沖縄と日本国憲法大田昌秀だ。1969年6月号に掲載という時期もさることながら、本土復帰をどう基礎付けるかという問題が、沖縄においてどう議論されていたかが分かり参考になった。単に日本への復帰ではなく、「日本国憲法」にコミットするという立論は、「憲法パトリオティズム」というパースペクティブから眺められるのではないか。沖縄が日本国憲法を根拠に復帰を定位することが、憲法自身を再活性化するというう風に。もっとも「反復帰論」のことも考えていかなければならないが。