涙無しにはよめない
文学と革命〈上〉 (岩波文庫)1章「十月革命の外の文学」と2章「革命の文学的同伴者たち」まで。革命は農民的・自然成長的なものではなく、プロレタリアート的・目的意識的だという原則が繰り返されるたびに、感傷・のようなものが去来してしまう。しかし、この革命が「裏切られた」としても(特に自然成長/目的意識の二分法に関して)、今日においてもし革命があるとすればやはりグローバル都市においてしかないだろう。で、それはズレを含んだ同時革命であろう。(であって欲しいな)。必ずしもネグリ&ハートの青写真(あれが青写真だとして)通りにはいかないとしても、想像力の道筋としては、概ねあの方向で推移するのでは?という思いっきりな希望的観測。
永遠の入門者
哲学の問題群―もういちど考えてみること読み始める。1.「人間とその生」2.「私と他者」3.「自由と行為」まで。きわめて読みやすい。もう哲学に関しては一生入門者でいいや。ただ良い入門書と悪い入門書の差には敏感でありたいけれど。