涙無しにはよめない

文学と革命〈上〉 (岩波文庫)1章「十月革命の外の文学」と2章「革命の文学的同伴者たち」まで。革命は農民的・自然成長的なものではなく、プロレタリアート的・目的意識的だという原則が繰り返されるたびに、感傷・のようなものが去来してしまう。しかし、この革命が「裏切られた」としても(特に自然成長/目的意識の二分法に関して)、今日においてもし革命があるとすればやはりグローバル都市においてしかないだろう。で、それはズレを含んだ同時革命であろう。(であって欲しいな)。必ずしもネグリ&ハートの青写真(あれが青写真だとして)通りにはいかないとしても、想像力の道筋としては、概ねあの方向で推移するのでは?という思いっきりな希望的観測。