フランス

喪、mot

デリダの「そのたびごとにただ一つ、世界の終焉2」 を読み始める。しかし」、追悼文が翻訳されるってのもすごいな。 喪の不可能性を、それでも引き受けること、執拗に引かれる故人のテクスト 彼、彼女の遺産相続を、追悼のさなかに遂行する。 これってもの…

承前

「未知なるものの生成」芸術論の部分と、厄介な純粋記憶をめぐる考察。 動態図式ー運動図式や、運動的記憶ー習慣的記憶の錯綜していて、 昔投げ出したところがよく整理されている。

「未知なるものへの生成」の続き。ベルクソンにおける動き続けること の意味。不断の生成、但しドゥルーズ的ではなく、というのが 著者守永直幹氏のキモかも。まだ途中なので詳しくは言えないが。しかし、リンギスにしろベルクソン(を読む守永氏)にしろ、…

エラン再考

帰宅し、未知なるものへの生成(春秋社)守永直幹 を読み始める。今日は80ページばかりでやめる。 質的多様体、と離散的多様体。これらが画然と分けられない ところまでで今日は終わり。ベルクソンは苦手なんだが、もう一度 読み直したい気にさせる。「心…

日々の屈辱

現代思想2月臨時増刊「フランス暴動」青土社)を読了する。 バディウの論考「日々の屈辱」が興味深かった。 黒人の、養子縁組した息子がいたんですね。知らなかった。 この息子が警察の執拗な暴力に曝されるさまを淡々とした、 だが、静謐な怒りをこめた筆…