2006-02-07から1日間の記事一覧

今日購入した本

「仏教VS.倫理」(ちくま新書)末木文美士 「批判感覚の再生」(現代書館)藤本一勇

エラン再考

帰宅し、未知なるものへの生成(春秋社)守永直幹 を読み始める。今日は80ページばかりでやめる。 質的多様体、と離散的多様体。これらが画然と分けられない ところまでで今日は終わり。ベルクソンは苦手なんだが、もう一度 読み直したい気にさせる。「心…

かつて文壇てふものが

「感情の源泉」(河出文庫)三島由紀夫 対談集。小林秀雄、舟橋聖一、安部公房、野坂昭如、福田恒存 との対談まで読む。 小林秀雄との対談は、講談社文芸文庫の「小林秀雄対談集」 にも収録されている。 野坂昭如の「文壇」(文春文庫)も読むと、三島と野坂…

痴呆性エレクトロニカ

仕事に向かう電車のなかで、「吾妹子哀し」(新潮文庫)青山光二 を読む。単行本刊行時は読んでなかった。 この愛の壮絶っぷりはなんなんだろう。 古山高麗雄の「妻の部屋」(文春文庫)も最近読んだが、 老年ー僕にとって未知なものーがこんなに面白いなん…

日々の屈辱

現代思想2月臨時増刊「フランス暴動」青土社)を読了する。 バディウの論考「日々の屈辱」が興味深かった。 黒人の、養子縁組した息子がいたんですね。知らなかった。 この息子が警察の執拗な暴力に曝されるさまを淡々とした、 だが、静謐な怒りをこめた筆…