2006-04-18から1日間の記事一覧

今日購入した本

1.『青の奇蹟』(みすず書房)松浦寿輝 先にこっちを買う。 2.『ルート350』(講談社)古川日出男 待ちわびていた。 3.『日本共産党』(新潮新書)筆坂秀世 絶対こっちで想定できる限りでの暴露しか書かれていないだろうと思いつつ、気にはなっていたので…

あかんかった

権現の踊り子 (講談社文庫)読了。この短編集って『告白』の「あかんかった」への助走だったのだなと再認識。逆水戸とパンク侍とかも。「私はほかの人とは違う」という自意識の球体の破裂っぷりを笑いつつ、即座に返り血を浴びる。この返り血すら気持ちいいの…

劇見てないんです。

愛の渦読了。このテクストを読んでいると、固有名を与えられていない人たちの、にもかかわらず漏れ出してくる(矮小な形であれ)ほかならぬその人という最小限の置き換え不可能性に触れ得るのだが、これが上演されその固有名を与えられていないひとびとを、…

乗り越えた感はどこからくるのか

ジャン・ボードリヤール (シリーズ 現代思想ガイドブック)読了。ボードリヤール、僕は大して読んでもいないのになぜか乗り越えちゃった感がつきまとうので、それはなぜかと思いつつ、読み進める。(まあ近年の「ゆるい」感じの著作ばっかり読んでるからなん…

ほんとによい道具

演劇は道具だ (よりみちパン!セ)読了。わりといろんなところに書いていることがコンパクトにまとまってる。このシリーズの(名目上の?)対象である中学生にもお薦め。しかも使える。いや、言うことなしだね。「舞台に立つ」の「立つ」をめぐる考察は何度も…

いつ買えるのかわかんないし、いつ読めるかもわかんないけど

ベルクソン読本作者: 久米博,安孫子信,中田光雄出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2006/04/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る 読みたいなあ。法政大学出版局からは、『存在と知覚 バークリ復権と量子力学の実在論』…