あかんかった

権現の踊り子 (講談社文庫)読了。この短編集って『告白』の「あかんかった」への助走だったのだなと再認識。逆水戸とパンク侍とかも。「私はほかの人とは違う」という自意識の球体の破裂っぷりを笑いつつ、即座に返り血を浴びる。この返り血すら気持ちいいのは何でだろう。