でもモラルでも契約でもなく
と帯にもあるとおり、スピノザの国家論はとても面白い。「内在性」でどこまでも行くことが、ニーチェやドゥルーズ、ネグリ&ハートに多大なインパクトを与えたわけで、しかも、『以下コレヲ欠ク』であるために、僕(たち)が考えていかなければならないところも含めて一生モノのテキストだ。読み終えるという事態を緩慢に先延ばししたいと思いつつ、しかし最後の一文字まで辿り着いてしまった「スピノザ 共同性のポリティクス」(洛北出版)浅野俊哉 でもこの問題群にはいつでも戻ってくるから。これ
- 作者: 萱野稔人
- 出版社/メーカー: 以文社
- 発売日: 2005/06/17
- メディア: 単行本
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