もう死なないで

『きみのいる生活』読了。初代スナネズミがわりとあっけなく死ぬ。この(単数の)ネズミとの交流を書いているのかな、と思った矢先の出来事なのでけっこう衝撃的。この衝撃は、『われ逝くもののごとく』を読み始めて「この人が主人公なんだろうな」と思いながら読み始めた矢先に死んでしまったのと同じくらいかも。スナネズミって寿命が短いから、連載が長期にわたると途中で死ぬんだね。そのアクシデントをうまく乗り越えて書き続けられてる。二代目、三代目のスナネズミが出てくるにつれ、「もう死なないで」と思ったもの。
きみのいる生活