現・人文書売り

で、しかも「文学部って窮屈だわー」とばかりに辞めちゃった僕の紋切り型っぷりをこれでもかとばかりに鏡に映されているようでツラい。ツラいと言いながらも、嬉々として読むわけで、ここら辺もまた文学部崩れの紋切り型:「マゾヒスティック」が遺憾なく発動。まだ読み始めたばかりの
文学部をめぐる病い―教養主義・ナチス・旧制高校 (ちくま文庫)
教養主義の凋落なんて言われているけど、正確にはあれは変容というものであって、変容した教養主義自体は90年代後半の駒場に(まだ)色濃く残っていたと思う。