うららかな昼下がりの出来事

『血は冷たく流れる』読了。御他聞に漏れずアリス好きなので「うららかな昼下がりの出来事」が楽しめた。(「なので」、「楽しめた」というのもつながりがあるようでないような気がしないでもないが、それではどう接続させたらよいのかと言われれば上手く答えられない)。しかしこの短編集やたら精神分析医が出てくるなあ。「うららかな〜」より、

「あなたのお友だちは、よくない精神分析医のところへ行ったのです」と、ドクター・プレイジャーはすこし興奮して言った。「そういうときは、フロイト派の医者のところへ行かなくちゃいけない。ユング派の連中に相談したって、どうせ、ロクな結果は得られやしないのであって」

ちょっと笑う。しかもドクター・プレイジャーだし。
で、ここでお約束「高山宏さん、『アリスに驚け(仮)』まだですかー?」