あらゆる場所にコミュニティが......

コミュニティ グローバル化と社会理論の変容
を読み始める。3章まで。3章の「都市コミュニティ」は高祖岩三郎が連載している『ニューヨーク列伝』を読む手がかりになる。それにしても「コミュニティ」って語は、どの立場によって使用するかによって変わってくるわけで、そこらへんは昨今の「公共」をめぐる抗争(上からの公共か、下からの公共か。むろんどちらも公共という語を使用するから、どちらが可能性に開かれた使用かを吟味していかなければならない)。同様に、小規模コミュニティ(それを構成する人々が隣接する場合もそうでない場合もありうる)から世界大のコミュニティまで、あらゆる場所にコミュニティがあるわけで、果てはコミューンなものなきコミュニティまで「ある」(はやくナンシー読まなくちゃ)。と、ここまで大風呂敷を広げれば昨日読んだ『病の哲学』にも繋がっていくだろう。続きは明日。