ポスト<東アジア>

を読み始める。今日は第一部までを。ちょっとずれるが、僕のアジア主義との出会いの原体験は、古本屋でボロボロになった「現代の眼」を
まとめて買った中学時代(ソ連はもう崩壊していた)に、松本健一北一輝論を目にしたことだ。高校あたりでポツポツと、竹内好橋川文三を読んだし、
「近代の超克」座談会も読んだ。ここら辺を読む段には松本健一よりも柄谷行人の「近代の超克」批判を念頭に置いていたと思う。
アジア/日本を考えるにあたって、60年代よりもむしろ50年代の地政学的編成を問題にしなければならないと最近思い始めているが、
とまれ読書は始まったばかり。現在そして未来に繋がる議論が出てくればいい。
いやにナカニシヤばかり紹介してしまうが、3月にはこんな本も出る。
「アジアは<アジア的>か」植村邦彦
http://www.nakanishiya.co.jp/modules/myalbum/photo.php?lid=196