2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

与えられたとせよ、現れないものを?

1.読了本 (1)『レヴィナスと現れないものの現象学』 けっきょく、ここに僕は舞い戻ってしまう。レヴィナス本なのにハイデガー的な箇所の引用? と先回りして自分ツッコミをしてしまうが、「レヴィナスを読む本」を読むということは、そりゃハイデガーを呼び…

グルニエをチェック(注:立ち読み)するの忘れた

1.『つっこみ力』 2.『この国の未来へ』 3.『物語の役割』 4.『サブカルチャー文学論』 『おたくの精神史』も文庫化か... 5.『日本ノ霊異ナ話』つっこみ力posted with 簡単リンクくん at 2007. 2. 6パオロ・マッツァリーノ著筑摩書房 (2007.2)通常24時間以内…

書肆心水の近刊

『モダン・マルクス主義のシンクロニシティ』は、平林初之輔の可能性と限界に取り組んでいたんだが、著者が、(アツイ文体もあいまって)平林の可能性と限界を汲み尽くせば汲みつくすほど、戸坂潤・中井正一・花田清輝のための消えゆく媒介者だったのでは...…

雑誌って全ページくまなく読まなくてもいいのですね

1.読み始めた本 (1)『レヴィナスと現れないものの現象学』 復習 (2)『論座』3月号 特集やら哲ちゃんやら足立正生やら 読む前に期待しすぎたか。 2.継続中 (1)『権力・政治・文化』(下) 当分かかりきり (2)『美しい魂』 読みやすいけれどもさ。 3.読了本 (1)…

遅れてくれ!

刊行が延びている勁草の近刊に(なぜかすでに)負債があるのに... Razさんとこ経由で http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=R0245458 http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=R0245457勁草書房のHPより 『少女の社会史』→2月16日 『自己欺瞞と自…

いつもは立ち読みで済ますけど...

仕事柄。 『論座』3月号 特集:「人文書」の復興を! これから復興するのではなく、もう復興している、と僕は言いたい(ここ数年刊行された書籍の「こんな本が読みたかった」度数の高かったことを考えると。そりゃ、ダメな本もあったが、それは仕方がないこ…

アドルノ→(ベンヤミン)→アガンベン→(ベンヤミン)→モダン・マルクス主義→(グラムシ)→サイード

1.読み始めた本 (1)『権力、政治、文化』(上) (2)『ユリイカ』2月号 特集:戦後日本のジャズ文化 (3)『須賀敦子のヴェネツィア』 (4)『美しい魂』 2.読了本 (1)『モダン・マルクス主義のシンクロニシティ』 (2)『無銭優雅』

バジリコより

新刊案内 3月中旬発売予定 『「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか』仲俣暁生 「青春小説を完全に殺害してください」 という批評家の挑戦に、舞城王太郎が創作で応える 『「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか』 +「僕のお腹の中からは、たぶん『金閣…

ありがとう、と言うしかない

暖房を入れない室内は...

読書を享受するにはギリギリな環境だが、意味のない痩せ我慢は大事にしたい。 ...しかし限界が来たようなのでそろそろ風呂に入って寝る。(風呂に入ってその後で寝るだけでなく、風呂に入りつつ寝そうだが... 事実ここ数日風呂でウトウトしている) 1.継続中…

これ買うんだったら肝心な本を1冊買えると思いつつ

そして(たぶん)ユルいだろうと思いつつ(だってこのタイトルだったら500ページを費やしてもまだ言い足りないだろうから)、倫理学の新シリーズを... 1.『ポストモダン時代の倫理』 2.『科学技術と倫理』 3.『須賀敦子全集』第6巻 須賀敦子全集 第6巻 (河出…

覚書

『芸術とマルチチュード』(月曜社)トニ・ネグリ 廣瀬純・榊原達哉・立木康介:訳 http://urag.exblog.jp/『ディオニュソスの労働』(人文書院)もはやく... いいや、なんでもない。 延びとる... 『アルトー後期集成1』 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/97…

今日読んだ本

1.読み始めた本 (1)『響きと怒り』(下) 1928年4月6日 (2)『すばらしき愚民社会』 序 大衆論とその後 第一章 バカが意見を言う世の中 第二章 迷走する階級・格差社会論 第三章 日本の中間階層文化 第四章 「近世」を忘れた日本知識人 第五章 「説得力ある説明…

そういえば水声社からもアレが...

待ってます。 1.『水声通信』第15号 特集:>のアポリア 2.『みすず』1/2月号 読書アンケート特集 今年もやってきました。実はこれで毎年、去年の反省をしていたりする。(例えば、上野修さんが『聴診する経験論』をあげていて、それを迷いつつ未読のままであ…

いよいよみたいです

2月8日発売(2日くらいは見といたほうがいいかも)ですって、『哲学の余白』上 http://www.h-up.com/

NTT出版

『近代日本の社会科学 丸山眞男と宇野弘蔵の射程』アンドリュー・E・バーシェイ 山田鋭夫訳 この「と」具合が気になる。3月6日取次見本予定

中公の

『哲学の歴史』シリーズ(全12巻)、 第1回配本 第11巻 4月10日発売 「論理・数学・言語」(20世紀Ⅱ)からスタートみたいです。 責任編集は飯田先生。 体裁:新書版変型 というのが気になるものの、各巻700ページ前後、予価:2800円〜3600円というのはお買い…

ベンヤミンのために

1.読み始めた本 (1)『幼児期と歴史』 序 言語活動の経験 インファンティアと歴史 (2)『モダン・マルクス主義のシンクロニシティ』 序論 シンクロニシティ 第一章 ロマン主義からマルクス主義へ、シンボルとアレゴリー 2.継続中 『科学の社会史』(下) 第九章 …

たぶん読まねばならないのだろうが

...高いソクラテスとフィロソフィアposted with 簡単リンクくん at 2007. 2. 1中沢 務著ミネルヴァ書房 (2007.2)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見るあとこれも欲しいが... 『中世における科学の基礎づけ』(知泉書館)E.…

月末攻勢

1.『民衆闘争とエコロジー闘争』 いま確認したら平凡社の2月の刊行予定にヴィリリオが載っていない... 気長に待ちます。 http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/frame.cgi?page=newbooks.html 2.『エセー2』 モンテーニュ、ラブレー... 頭が下がる思い…

『それってどうなの主義』

を待ち構えている矢先、平凡社から『物は言いよう』を、柳沢発言についての『AERA』(これから出る分)インタビューを挟み込んで、帯も付けて出庫するとのFAXが来る。この商売上手... よーし『たまには、時事ネタ』&『それってどうなの主義』といっしょ…

みすず書房基本図書限定復刊

2月23日取次搬入 1.『一般言語学の諸問題』E・バンヴェニスト 岸本通夫監訳 2.『カルノー・熱機関の研究』S・カルノー 広重徹訳 3.『インフォームド・コンセント』R・フェイドン/T・ビーチャム 酒井忠昭・秦洋一訳 4.『十二世紀ルネサンス』C・H・ハスキンズ…

『響きと怒り』がこんなにサクサク読めていいのかしら?

1.読み始めた本 (1)『響きと怒り』(上) 1928年4月7日 訳者陣にサンクス! 巻末の場面転換表が重宝するのは言わずもがなですが、この場面転換表のなにより良いところは、梯子を登る途中で(登りきったら、じゃないですよ)、それを投げ捨てることが出来る、と…