そのほか今日読んだ本

1.『さあ、気ちがいになりなさい』
読了。表題作の「ああ、どんでん返しがくるな」という期待をさらに裏切るハチャメチャなどんでん返しが素敵。個人的な好みは「電脳ヴァヴェリ」、「帽子の手品」、「おそるべき坊や」。
2.『パリ感覚』
これは読み始め。こういう端正な文章に触れることは大事だと改めて感じ入る。クローデルを導きの糸にしてのパリ案内(今のところ)。『繻子の靴』いまだに積読のままだなあ。
3.『大航海』特集:ラカン
半分ほど読む。

  • 『バレンタイン』でまとめて読んだばかりなので、柴田元幸の連載を読むのがより楽しくなる。今回は(ウソ)自動翻訳の話。笑えます。
  • 安藤礼二の新連載「百年の孤独」はまだまだオリエンテーションって感じだ。次回以降に期待。
  • 新宮一成×三浦雅士の対談、「ラカンへ向かう道」が面白い。いかにして新宮さんがラカンに至ったのかが語られていて興味深い。間にクラインを挟むのね。というか人はいきなりラカンを読むわけではない。(そうですよね、皆さん?いきなりラカンを読んだ人は挙手してください)。この対談を読んでいるとますます『クラインーラカン ダイアローグ』が気になってくる。

4.『ベルクソン読本』
ベルクソンにおける言語問題」久米博。ラカンも関係なくもない、か。
5.『アートの仕事』
飲酒の友に。会田誠×池松江美×藤城里香の鼎談と、会田誠のインタビュー。笑えてタメになる。