今日買わ(え)なかった本

1.文芸3誌
とりあえず立ち読みする。『文學界』の特集は真っ先にパスするとして(でも真っ先に新人小説月評は読む。今月はまとめの月だし。)、『新潮』と『群像』。うーむ。三島賞の選評、けっこう割れてますね。僕が各選考委員の意見をブレンドして導き出した暫定的な結論は、
(1)いしいしんじマジックリアリズムにみせかけて実は安全パイ。
(2)宮崎誉子は才能はあるけど、小説の核の部分は要修行(頑張れ!個人的な応援)
(3)古川日出男は『LOVE』で受賞じゃない方が良かった気がする。
(4)前田司郎は思ったより評価が低かった。(僕は好きなんです。けど『北区〜』は読んでないので今月出る単行本を読んでから判断したい)。
こうまとめてみると、なんとなく納得できてしまう。
主要な参照先は筒井康隆福田和也島田雅彦、おっと輝ちゃんも忘れちゃいけないな。
2.『まなざしの誕生』(新曜社下条信輔
名作の新装版。
3.『黄金伝説』1(平凡社ライブラリー)コブス・デ・ウォラギネ
昨日『地中海』を読んでいて、(それまで買うのを見送っていたものの)急に読みたくなった。もうすぐ2も出るし。けど我慢。
4.『新デカルト省察』(知泉書館)村上勝三
買った方がいい、のかな。
5.『神風連とその時代』(洋泉社渡辺京二
モダンクラシックシリーズ。このシリーズの傾向がつかめてきた。