ずんずんフーコー

今日は2.「心理学の歴史」、3.「科学研究と心理学」、4.「『狂気の歴史』初版への序」、5.「狂気は社会の中でしか存在しない」を読んだ。特に2と3を読むとフーコー科学史家としての側面を改めて教えられる。積読のままになってるカンギレムも読まなくては。5は短いインタビューなのだが、

Q:そうだとしますと、あなたが書かれたのは、狂気の歴史というよりは、監禁の歴史だということなのでしょうか?
A:部分的にはそうです。たしかに。しかし私はとくにこうした新しい排除の形式と、科学および合理主義哲学に支配された世界での狂気の経験とのあいだに関係があるかどうかを見ようとしたのです。

インタビュアー(J=P・ウェベール)鋭いツッコミですな。だってこの対話が行われたのはまだ1961年なんだもの。