ブランダムに愛を込めて

経験論と心の哲学ついに読み終わる。というかブランダムを熟読というほうが正確。訳者解説にも、

やはり講演に基づく「経験論と心の哲学」はそれほど極端ではないが、軽快に読み進めることができる明快な著作ではまったくない。最初の二章をはじめとして、セラーズが何を目指しているのかが明確に示されず、理解に困難を覚える部分も多い。しかし、セラーズの多くの洞察に触れる前にこの書物を投げ出してしまうのは大きな損失である。ブランダムによる読解の手引きという助けもある。読者には繰り返し読みかつ考える忍耐をお願いしたい。

とある。「繰り返し読みかつ考える忍耐」か...。「いつまで考え続けなければならないのか」(by腐ってくテレパシーズ)と叫びたい衝動を抑えつつ。