ルクレティウスを読むシュトラウス(を読む僕)

第五章「ルクレティウスについての覚え書き」がすごい。もうひたすら精読している。精読と言えば、三章、四章もそうなんだけど、このひたすら読んでいくスタイルっていうのは、一章、二章で披瀝されるシュトラウスの教養観から来るんだろうな。「テクストぐらいちゃんと読めよ、近代的自由主義者よ」ってことでしょ。実は今僕の手元には最近重版再開した岩波文庫の「物の本質について」があるんだけど、まだ読んでいない。マルクスの『差異論文』やドゥルーズへの関心から購入したんだけど、まだ積読のまま。いずれ読もうと思ってるんだけど、今読むとシュトラウスに引っ張られて読みそうに思えるので、もうちょっとだけ寝かせてみよう。