大阪屋商報3月27日号より、好みをまじえて
4月発売予定の新刊をがしがし紹介していきます。
ひらめくと脳が喜ぶのはなぜか。ひらめきを生みやすい環境とは。最新脳科学の知見を用いて、ひらめきのメカニズムを明らかにする。4月20日
たぶんゆるいとおもうこれ。「脳の中の人生」(中公ラクレ)とか「『脳』整理法」(ちくま新書)路線でしょ、これ。
天才作家・筒井康隆の傑作ばかり善30篇。炸裂する妄想と驚愕の技巧で、空前絶後の快楽が脳髄にしみわたる。恐るべき短編集誕生。 4月下旬
「銀齢の果て」(新潮社)結局読んでないな。
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/01/20
- メディア: 単行本
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気が付くと私は若く美しく、有名になっていた。誇り高く野太いブスの八百木千本の身に何が。闘い続ける作家の誇り高きブス小説。4月14日
短い紹介文でブスって言い過ぎ。永江朗かよ。
美しくてか弱くて、本を愛するミーナ。あなたの思い出は、損なわれることがない。芦屋の屋敷で育まれた、2人の少女と家族の物語。4月25日
読売新聞で連載してた小説だっけか。それが中公で出る。もう一つ中公、
わたしいま、しあわせなのかな。寄りそって生きたい、そう願うときこそ浮かび上がる孤独を見つめる、渇きと熱を秘めた恋愛小説の傑作。4月25日
ええ、どうせ好きですよ。
タヒチ沖の楽園のような島で起きた、ごく普通の環境保護運動。だがなにかが少しずつ狂い始めて。現代の予言者バラードの問題作。4月中旬
そりゃなにかが少しずつ狂い始めるだろうね、バラードだもの。
介護士のキャシーは、今は亡き親友とのヘイルシャム学院での青春の日々を思い出す。やがて少しずつ学院の驚くべき姿が明らかに。4月下旬
例によって話者は信用できなさそうなあらすじ。
党暦39年、元・党ナンバー4の著者が、日々の党運営の仕組みから宮本顕治引退の真相まで、「張子の虎」に過ぎぬ内情を語りつくす。4月20日
どれくらいガチなんだろう。
デカルトはなぜ近代哲学の父と呼ばれるのか。壮大なスケールの思想を、認識論から自然学・宇宙論におよぶ現代の視座から読みなおす。4月5日
小林さんなら安心して読めるはず。
人間の生命を、生きるに値するか否かで線引きする死の哲学。これに抗し、不治の病であったとしても、それを肯定して擁護する哲学を。4月5日
小泉さんなら安心して読めるはず。
科学者たちが残してくれた、心理を鋭く突くことばを手がかりに、科学研究、科学者について考えてみよう。サイエンスの現場からの招待状。4月25日
東京大学社会科学研究所が始めた「希望を科学する」希望学プロジェクト。希望格差時代の現代、どんな人が希望を持っていられるのか。4月10日
- 作者: 本田由紀,内藤朝雄,後藤和智
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/01/17
- メディア: 新書
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- 「セレブの現代史」(文春新書)海野弘
セレブとは、「なる」ものではなく「つくられるものである。セレブと一般人のちがいはたった「スキン(皮)1枚」4月20日
よく出すなあ。
紹介文は割愛しつつ、
- 「日本語を叱る!」加賀野井秀一
- 「改憲問題」愛敬浩二(以上ちくま新書)
- 「野球はいつベースボールを超えられるのか」ロバート・ホワイティング(ちくまプリマー新書)
- 「現代経済学の誕生」伊藤宣広
- 「『失われた十年』は乗り越えられたのか」下川浩一(以上中公新書)
- 「大丈夫な日本」福田和也(文春新書)なども
没後10年を迎えて戦後もっとも重要な思想家の新たな像を浮き彫りにする決定版。インタビュー=小熊英二、対談=米谷匡史×道場親信など。4月20日
ぶらぶら歩きの途中で横道へ入り込む愉しみ。煙草にはマッチで火をつけたい。小動物が出てくる物語の魅力。親愛なるエッセイ80余編。4月中旬
そのころにはみすずの「青の奇蹟」も出てるといいな。
誰もが日々くり返す後悔から自由、偶然などのテーマにあっと驚く角度で挑み、さまざまな秘密を哲学する、この著者でなければ書けない1冊。4月20日
現代思想に多大な影響をもたらしたベルクソン哲学を哲学史上に位置づけなおし、新たな視点からその可能性を探る好個のガイドブック。4月12日
紹介文は割愛するが、