メタレベルかと思えばいきなりオブジェクトレベルに

ってところが貨幣のやっかいなところな訳で、ジンメルの錯綜する論ののなかで書いてることは、結局これに尽きるんじゃないか。

「貨幣の本質における内的な両義性、すなわち絶対的な手段であることと、そしてまさにそれによってたいていの人間にとっては心理的に絶対的な目的になることとは、貨幣を独特な仕方で、そこに実践的な生活の主要な規則がいわば凝結する、象徴とする」