判断力批判

デリダの「エコノミメーシス」を読む。デリダを読むと、途中まではなるほどと思えても、後半3分の1くらいから、徐々に読解能力を超え始めて、最後は何となく狐につままれたような途方感が残る。にもかかわらず問題なのは、なんとなく分かった気にさせるところだ。まだまだ未消化なので、巻末湯浅博雄のクリアな解説を読んで、もう一回トライしてみよう。神ー能産的自然ー天才のアナロジー(模倣無しに)あたりまでは「判批」読解として理解しやすいけど、崇高ー不気味なものー嘔吐のセリーがつっかえる。

エコノミメーシス (ポイエーシス叢書 (54))

エコノミメーシス (ポイエーシス叢書 (54))