19歳のジェイコブ

斉藤環の解説が無茶苦茶いい。「父殺し」があっけなく達成されることと「父が消えた」(尾辻克彦)をからめて書こうと思ったけど、
思いつきの域を出ないんでやめとこ。まるで、青山真治の初期作(小説の方)を読んだ後のような読後感があるんだけど、
それは無論遠近法的倒錯というものであって...