2006-02-17 夢への途上 フランス 引き続き、フーコーの精神医学の権力を読み進めているが、 精神医学における、麻薬(ハシュシュ)の使用に関する分析が見事。 モロー・ド・トゥールの書物よりの引用。まず、医者自らの身体に ハシュシュを使用する。それにより、狂気の状態を再現できる 可能性が与えられる。正常な精神科医が、正常な判断で狂気を 生じさせることができるならば、アリエネの状態を判断する権力を いっそう磐石にすることができる。この延長上に、動物磁気、催眠 と事例が挙げられていくのだが、その向こうには、恐らく夢が。 続きは明日に。