1.読み始めた本

飲みながらちびちびと。

私はときどき、カフカが遺稿を託した友人が自分だったら、と想像し、背筋が寒くなる。私だったら絶対にカフカの言葉を額面どおりに受け止め、馬鹿正直に全部焼いてしまっていたに違いないからだ。

私も絶対焼く、のだけれども、そもそも、そういう人物に遺稿は託さない、というか、焼かなそうにない人物に「焼いてくれ」と頼むような気がする。
その「焼かなそう」な人物というのは、「焼いてくれるな」というよりも「焼いてくれ」と言われたほうが、ヨリ「焼かなそう」な気がする、というのは「焼いてしまう」に違いない私の妄想でしょうかね。
2.読了本