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2段組の雑誌を読むのがしんどいんです...

現代思想2009年2月号 特集=ケアの未来 介護・労働・市場

現代思想2009年2月号 特集=ケアの未来 介護・労働・市場

目次

■連載――日本を問い直す 第13回
  人間が国家に帰属するということ / 川田順造

■連載――通天閣 第12回
  無政府的新世界(5) 借家人の精神からの〈社会的なもの〉の誕生(上) / 酒井隆史

特集=ケアの未来 介護・労働・市場

【討議】
労働としてのケア 介護保険の未来 / 上野千鶴子立岩真也

介護保険
社会保障制度における介護保険制度の意義 社会保険と福祉制度からの考察 / 結城康博

【外国人福祉士】
ケアの確保をめぐって引き起こされる人の国際移動 移動する人々は多様性の一部か / 安里和晃
在日フィリピン人介護者 一足先にやって来た 「外国人介護労働者」 / 高畑幸

【高齢者】
「脆弱な生」 の統治 統治論の高齢者介護への 「応用」 をめぐる困難 / 天田城介

【社会】
「ケアの社会化」 の此/彼岸
 障害者と介助者の敵対的自立へ向けて / 市野川容孝+杉田俊介+堀田義太郎

【家族】
家族の時間・家族のことば 政治学から/政治学への接近の可能性 / 岡野八代

【市場】
「周辺的」 身体と市場原理 / 竹田茂夫
ケア・再分配・格差 / 堀田義太郎

【労働】
「労働力の女性化」 から 「労働の女性化」 へ 愛の労働のゆくえ / 伊田久美子
ケアの未来 介護労働の確立と住民福祉の安定を求めて / 清沢聖子

■特別掲載
  ガザのあとで / 岡真理

■研究手帖
  現代の 「統治機密(アルカナ・インペリイ)」 / 大竹弘二

目次

ザナドゥーへの道*11
  エトナ熔岩流 石工のジューリオ / 中野美代子

■ 「即興」 の解体*10
  健忘症者のインプロヴィゼーション 4 / 佐々木敦

■神話社会学*6
  野生人のメディア / 福嶋亮大

■耳目抄*278
  土地の力 / 竹西寛子

■詩
  through/away / 松浦寿輝

特集*日本語は亡びるのか?  

【インタビュー】
世界史における日本語という使命 / 水村美苗 [聞き手=前田塁

【批評家は賭ける】
時限装置と無限連鎖
 水村美苗日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で』 を悲喜劇としないために / 蓮實重彦
2008年のビーンボール / 前田塁
〈現地語〉の翻訳 / 福嶋亮大
ギリシャ語が亡びるとき / 石川義正
声に出して読む必要がない日本語 / さやわか
〈現地語〉文学の華やぎを見つめて 水村美苗への応答 / 坂上秋成

【作家はそれでも書く】
私にとって 「日本語が亡びる」 ということ / 岡田利規
日本語が亡びるとき』 への返信 / 小林エリカ

【学者は考える】
アレゴリーはなぜ甦る 水村美苗ポール・ド・マン / 巽孝之
亡びるなら亡びてしまえジャパニーズ / 四方田犬彦
「普遍」 と 「固有」 の翻訳としての文学と学問 / 吉原真里
イッツ・ア・スモールトーク・ワールド 「綴じられる」 という運動へ / 長谷川一
日本語・日本認識と東アジア、あるいは始まりと終わり / 丸川哲史

【翻訳者はつぶやく】
「翻訳家」 が亡びるとき? 『日本語が亡びるとき』 にあらがって / 野崎歓
亡びてもいい、けれども / 管啓次郎

【詩人は試みる】
百年の風に、背筋を震わせるために。 / 和合亮一
言葉に風を入れる / 関口涼子

【資料】
日本語論必読ブックガイド 夏目漱石から水村美苗、『KY式日本語』 まで / 青木純一+倉数茂

【アンソロジー
〜日本近代文学二葉亭四迷〜 / 選=青木純一
  余が言文一致の由来 / 二葉亭四迷
  余が翻訳の標準 / 二葉亭四迷
  エスペラントの話 / 二葉亭四迷
  言語体の文章と浮雲 / 幸田露伴
  長谷川君と余 / 夏目漱石
  長谷川辰之助 / 森鷗外

■今月の作品
  ZZ・倶舎那 小畑亮平 ブリングル 小野絵里華 / 選=伊藤比呂美

■われ発見せり
  UGC的偶有性はマグロの夢を見るか? / 有村悠