あるいはハントケ回り

私自身、反時計回り君には非常に期待しているのですよ。それは、たかだか時計の針が進むのとは逆の方向に進む、程度のこと、じゃあなくって、そんなことは逆時計回り君にでもまかせておけばよろしい。ここだけの話ではあるが、逆時計回り君は、言っちゃなんだが、しょせんは逆時計回りで一生を終えてしまうしかない。君のポテンシャルはそんなもんじゃないはずだ。君が、その、仮にも反時計回りと名乗るのであるなら、なんつーの、もっと根本的に時計に反していただきたい、と言おうか。その点、君の傍らにいる無時計回り君なぞは、惚れ惚れするくらいの無時計っぷりじゃないか。