鼻水たらしながら読んでます

たしかに書物は楽しい。とはいえ、それと付き合うことで、結局は、われわれにとってもっとも大事な、快活さと健康を失うというのなら、そんなものとはおさらばしようではないか。というのも、わたしは、書物による収穫では、そうした損失を補うことはできないと考える人間なのだ。

ってモンテーニュさん(『エセー第1巻 第38章 孤独について)も書いておられるわけだが、その忠告も華麗に無視して今日も今日とてプロレタリアートは夜中に本を読む。
1.読み始めた本
『日本人はどこへ行くのか』
第一章 「戦後」と昭和の終わり
2.継続中
(1)『サブカルチャー文学論
山田詠美ライナスの毛布
「物語」と「私」の齟齬を「物語」ること
庄司薫デレク・ハートフィールドなのか
キャラクター小説の起源、起源のキャラクター小説
神戸震災文学論
(2)『エセー2』
第四○章 幸福や不幸の味わいは、大部分、われわれの考え方しだいであること
第四一章 みずからの名声は人に分配しないこと
第四二章 われわれのあいだの個人差について
第四三章 奢侈取締り令について
第四四章 睡眠について
第四五章 ドルーの戦いについて
第四六章 名前について
3.読了本
(1)『テンペスト
『もうひとつのテンペスト』解題 砂野幸稔
『ザ・テンペスト』から『ア・テンペスト』へ 本橋哲也
(2)『現代思想』2月号
影の東アジア 崔真碩
冷戦期以降における帰国事業と人道主義 テッサ・モーリスースズキ 辛島理人訳
東北アジアの非核化と平和をめざして 川崎哲
核実験・核開発疑惑の比較制裁論 山口響
沖縄への迎撃ミサイル配備 波平恒男
「周辺事態認定」論は、法の支配を逸脱する 田巻一彦
(3)『「つながり」という危ない快楽』
第3章 本当は階層化が大好き!! な日本人
第4章 マスコミのためのシステム改革講座
第5章 団塊ジュニアが『DEATH NOTE』の「L」的エリートとなるために必要な覚醒術
日本人はどこへ行くのか―ふたつの戦後と日本 (だいわ文庫)