さて私は仮眠を取ったときに見た夢の中で心臓がとまってしまったわけだが...

夢を見つつ、どうやらこれは夢であり現実では心臓は動き続けているらしい、とうすうす気付いてはいるものの、夢の外では心臓が動いているからと言って(だが「外」とは?)、その夢においては心臓の痛みは消えないし、急に心臓の動かし方を思い出すわけでもなく、依然として心臓は止まったまま。
いや、「依然」と言い、「止まったまま」と言ったその舌の根も乾かぬうちに前言を翻してみると、心臓の動かし方がわからない状態に自分が「今」陥っているといったん思い込むと、(その状態に)恐慌をきたして(夢の中では)「よりいっそう」心臓が止まったのだが、この「よりいっそう」とはなんなのだろう? 動きを伴った静止とは?
(以下考察を省いていきなり結論を出す)まあ、その夢の中では心臓が止まることと死の間に若干ズレが生じていて、そのズレの中(だが「中」とはなにか?)に迷い込んだってことでしょうな。ゾンビを生きる?(死ぬ?)
とはいえ無茶苦茶苦しかったのである。


読了本
1.『マネの絵画』
2.『悪と暴力の倫理学
3.『旅の時間』
4.『「伝える言葉」プラス』
5.『水声通信』14号 特集:戦後マンガ史論をどう書くか
旅の時間 (講談社文芸文庫)水声通信 (No.14(2006年12月号)) 特集 戦後マンガ史論をどう書くか