いよいよ省察

省察 (ちくま学芸文庫)

省察 (ちくま学芸文庫)

を読み始める。もっとも「ソルボンヌ宛書簡」「読者への助言」「概要」までで、「第一省察」にすら行き着いていない。しかも怠惰な読者なので解説を先に読み始めているし。

想えばデカルトはいつの時代にも批判されていた。バラ色の時代があったとするなら、それは十七世紀のほんの一時期のフランスとオランダのみであったろう。順風というものが吹かず、常に逆風にさらされながらも生き永らえるのが古典の運命というものであろうか。

そんな書物を読み始めるのです。