懐かしい年への手紙

elieli2006-02-12

「不敬文学論」(ちくま文庫)を読む。
太田出版で出た当時夢中で読んだのを思い出す。
この本が出た後か前か記憶が微妙なんだが、
僕が辞めた大学に、天皇論の講義をしにきていたはずだ。
語学の必修とかぶったので、聴講できなかったが。
と、渡部氏がもっとも嫌う黙説法を使ってみました。
増補部分は、「今日の天皇小説」だが、これって、
メルトダウンする文学への九通の手紙」(早美出版社)
にも入ってる。この本に関しては、先月の「新潮」での、
斉藤美奈子の書評が素敵。金八、いいえて妙だな。
阿部和重「プラスチック・ソウル」講談社より今冬発売
ってどうなったんだろうか。(ソースは「阿部和重対談集」帯文より)
冬、終わっちゃうんだが。

今日購入した本

ミシェル・フーコー講義集成4 精神医学の権力」(筑摩書房
レジに持っていくのにやや逡巡した。高いよ。
あと河出から「知の考古学」がもうじき復刊するね。
版切れ→ちくま学芸文庫行きを予想してたんだけど、外れた。


版切れと言えば、国文社。去年「全体性と無限」と「ヘーゲル読解入門」
が相次いで版切れに。特に「全体性と無限」は熊野純彦訳(岩波文庫
合田正人訳(国文社)を比べながら読みましょう。
持ってない方は古本屋へ。