今日読んだ本

昨日の続きみたいな日でしたよ。飲みながら『待つということ』を読み、起きぬけに『プラネタリウムのふたご』を読むという風に。
行きの電車と休憩でもってバカテク博覧会といった趣の『高瀬川』を堪能。「これ真に受けちゃダメだよね?」などと嘯きつつ、ちゃっかりと真に受けるのが正しい? 受容の仕方かもしれませんな。
休憩の残りの時間と帰りの電車で『須賀敦子全集」第1巻の最後のページまでたどり着いてしまう。だが、余韻にひたるまもなく鞄から取り出してきたのは『近代日本文学の誕生』。漱石を扱ったところに

荒正人の製作した『漱石研究年表』にこういう一節が見られる。<朝晴、南方にスマトラ島を見る。午前十一時頃から、風雨となり波浪高くなる>
一方、同じ日の熊楠の日記に、こういう一節がある。<船長航路失しスマトラ島を左に見るに及び大に路を転ず。夜雨甚だし>

思わずニヤリと。
帰宅して引き続き『日本の政治学』を。第4章「リサーチ現代政治理論」(のみ)。そんなに読み急ぐこともないしな。
さらに『現代思想』バトラー特集。(いちおう)読み終える。「キリンのサバイバルのために」清水晶子 の整理が行き届いています。あと、感銘を受けたものに「付けておくか、切ってしまうか」ジョシュア・ポール・デール
締めくくりに『ヒトの変異』 小ネタの部分に食いついちゃうんだけども、肝心な理解はと言うと... 皆まで言うまい。
高瀬川 (講談社文庫)「近代日本文学」の誕生―百年前の文壇を読む (PHP新書)

フーコー完結したけどさ

というわけで筑摩書房の12月

1.『世界がわかる現代マネー6つの視点』倉都康行
2.『脳卒中バイブル』安井信之
3.『昭和33年』布施克彦
4.『会計の時代だ』友岡賛
5.『NHKの問題』武田徹


うーん、12月は武田徹だけでいいや。

1.『君はピカソを知っているか』布施英利
2.『問題が問題なのだ!』山本貴光吉川浩満


哲劇コンビは即購入の方向で。

1.『日本ばかちん巡り』山本文憲
2.『オフ・オフ・マザーグース和田誠
3.『国家とメディア』魚住昭
4.『あなたの話はなぜ「通じない」のか』山田ズーニー
5.『落語で江戸のうらおもて』京須偕充
6.『夜に猫が身をひそめるところ Think』吉田音
7.『世界でいちばん幸せな屋上 Bolero』吉田音
8.『無頼の点鬼簿竹中労(2月刊行に)
9.『くもの巣の小道』イタロ・カルヴィーノ 米川良夫訳


(財布のヒモを締めて)カルヴィーノだけにしよう。

1.『さらば学校英語 実践翻訳術』別宮貞徳
2.『グラモフォン・フィルム・タイプライター』上・下 フリードリヒ・キットラー 石光泰夫・石光輝子訳
3.『明治の話題』柴田宵曲
4.『甲陽軍鑑』佐藤正英


『グラモフォン〜』版切れになったばかりなのにさっそく登場ですか。そして気になる『メディアシステム〜』(インスクリプト)の進捗具合。

1.『マッハ力学史』上・下 エルンスト・マッハ 岩野秀明訳
2.『偉大な数学者たち』岩田義一


『マッハ力学史』... ぜったい読んでもちんぷんかんぷんなのに買ってしまいそうではないか。

文藝春秋の11月メモ

id:BaddieBeagleさんところによれば、『ビーケーワン予約一覧』で高橋源一郎の『ニッポンの小説』が11月下旬予定になってたみたいですが、今日もらってきた『本の話』の近刊の欄からは消えている...(藤沢周加納朋子は載ってる)  まあ、源ちゃんが予定通り出すとも思えないので、ナマ暖かく刊行を待つことにします。
で、かわりと言っちゃナンですが、
『シネマの記憶喪失』阿部和重中原昌也出るみたいですよ。11月29日ですって。

中公文庫まだ入荷してなかった。

今日はこれを。明日のことは知らない。
『男たちの帝国』

男たちの帝国
男たちの帝国
posted with 簡単リンクくん at 2006.10.20
星乃 治彦著
岩波書店 (2006.10)
通常24時間以内に発送します。


もう『海』の短編選&対談選もう入手したよ! っ人いるのだろうか?